Likelyレビュー

買ったものを丁寧にレビューしていきます!たぶん。

【8ヶ月利用レビュー】Google Nest Wifi

Google が販売している無線LANルータ、Google Nest WIfiを導入し、気づいたら8ヶ月経っていましたのでいまさらレビューしてみます。 

 

買い替えまでの背景

Wi-Fiデバイスが増えすぎたのが原因です。NECの「Aterm WG2600HP2」を使用していましたが、Wi-Fiクライアント数の増加とともに通信が不安定に。

 (こちらは後継機種のWG2600HM4)

ここで買い替えを考えたのですが、「1台ではカバー出来ないのでは?」と思い、アクセスポイントを追加してみました。

追加購入したのは同じくNECのPA-WG1800HP4。

NEC Aterm WG1800HP4 PA-WG1800HP4

NEC Aterm WG1800HP4 PA-WG1800HP4

  • 発売日: 2018/10/11
  • メディア: エレクトロニクス
 

ルーティングはさせないので、ちょっと安めの機種です。

NATが二重になってしまうので、こちらはブリッジモードで、単純にアクセスポイントを追加した形です。

で、改善したといえばしたのですが、

  • 2箇所にルータがあって見苦しい
  • 配線も邪魔

というのが気に入らず、Googleからスタイリッシュなルータが発売されたので買い替えてみました。

Google Nest Wifiのスペック

詳しくは公式の技術仕様をご覧ください。

store.google.com

購入の決め手となったのは

  • 最大100台のクライアントが接続可能
  • 拡張可能なメッシュWi-Fi
  • 見た目がリビングに調和する
  • Googleへの信頼感
  • 簡易的なコンテンツフィルタリングが可能(成人向けサイトの制限)

などなど。

管理画面

Google Wi-Fiアプリから行います。シンプル過ぎるインターフェースなので、カスタマイズできる項目は少なめです。とはいえ、必要最低限はおさえている印象。

今の状態

f:id:trial-and-error:20210102190244j:plain

インターネットへのリーチャビリティと接続台数が可視化されます。

デバイス単位の通信量

f:id:trial-and-error:20210102190256j:plain

Wi-Fiクライアントごとに通信量がわかります。これは過去30日分にしていますがリアルタイムにすることも可能です。帯域を食いつぶしているのがどのデバイスなのか?がすぐわかるのは嬉しい。

スクショのように名前をつけられるので、不審なデバイスにも気づきやすいです。

回線速度(統計)

過去の通信速度も確認できます。

f:id:trial-and-error:20210102190304j:plain

日次の通信速度履歴。

 

f:id:trial-and-error:20210102190313j:plain

デバイス単位ではなく、全体の通信量。

 

f:id:trial-and-error:20210102190928j:plain

現在の通信速度を測定することもできます。

詳細設定一覧

f:id:trial-and-error:20210102190949j:plain

  • DNS
  • WAN
  • LAN
  • UPnP
  • IPv6
  • DHCP
  • ポート管理
  • ゲームモード

などなど、必要最低限といった感じ。

 

f:id:trial-and-error:20210102190956j:plain

面白いのが、DNSはGoogle DNSが自動で設定されている点。大抵のISPのフルサービスリゾルバよりはGoogle DNSのほうが信頼性が高いでしょうし、うれしいデフォルト設定。

 

f:id:trial-and-error:20210102191053j:plain

ポート転送も設定可能です。(DHCPで固定IPを割り当てられます) 

良い点

100台まで接続可能と謳っているだけあって、非常に安定しています。見た目もスッキリしているので大満足です。

Wi-Fiクライアントを30台弱接続して、8ヶ月間使用して特に不満が無いというのはかなり良い製品なのでは。

良くない点

設定項目が少ない

設定画面がシンプルなのはよいのですが、やはりかゆいところに手が届かないですね。

よくあるセキュリティ設定の「SSIDステルス」や、「MACフィルタリング」などはできなさそうです。
そもそもこれらに意味があるのか?という話もありますけども。

周波数の指定が出来ない

Nest Wifiから離れると自動的に2.4GHz帯を掴みますが、電子レンジ等で切断されてしまうので、電波が多少弱くても5GHz帯固定で使いたいデバイスがあります。
ところが設定画面にはそのような項目は・・・なさそう。

残念。

ちょっと不安定?

導入後、1〜2ヶ月の間で全デバイスが通信不能になる事件が数回ありました。Nest Wifiを再起動で復帰したのですが。
ファームウェアがまだ安定していなかったのかもしれませんね。それ以後はまったく発生していません。Google Nest Hubみたいに自動で再起動してるかも?

Googleアカウントが必須

まあ作ればいいだけなんですけども、作りたくない人もいるかもしれませんし。

アカウント必要=インターネット接続が必須だと思うので、たとえばイベントなどでインターネットに接続しないローカルWi-Fiネットワークを提供したい、などには向いていませんね。

購入パターン

  • Nest Wifi ルーター単品 19,800円
  • 拡張ポイント単品 18,150円
  • ルーターと拡張ポイントセット 31,900円

このような価格設定です。セットだとなんと6,000円引き。

「拡張ポイントがいるかどうかわからない・・・」という方が大半だと思いますが、下記のいずれかに当てはまる場合はセットで買ってしまったほうが良いかもしれません。

  • 戸建て住宅に住んでいる
    → 戸建てなら別の階に電波を届かせるためにも拡張ポイントがあったほうが良いと思います。
  • 広いマンション(90㎡以上)に住んでいる
    → 我が家は狭めのマンションでルーター単品を使っていますが、端のほうが電波強度弱めなので。
  • 家はそこまで広くないけど、Google Homeを一台も持っていない
    → 拡張ポイントはGoogle Home(スマートスピーカー)の機能を持っています。Google Home miniでも定価は6,000円します。であればセットでもいいかな・・・という。

以上、個人的な意見です。あくまで判断は自己責任でお願いします。

まとめ

  • Wi-Fiにつなげたい機器がいっぱいある
  • ネットワークの設定なんてよくわからない
  • 目につくところに黒い機械なんて置きたくない

このような人にはとてもおすすめできる製品だと思います。
逆に、色々細かく設定した人には向かないかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。