こんにちは。
今回は反射防止用シートを目的外に使おうとしたら使えませんでしたーというお話です。
背景
顕微鏡写真を撮るのが趣味なんですが、真っ黒な背景でかっこいい写真を撮りたくなりました。
とはいえ、観察対象は同軸落射照明なり側射照明で強く照らされます。なので黒い画用紙や黒いフェルトでは光が反射してしまい上手く撮れませんでした。
そこでAmazonを徘徊していたところ、「ファインシャット極」という期待できるネーミングの商品を見つけました。
なかなかのお値段ですが、見た中では一番良さそうだったのでポチりました。KIWAMIですからね。
開封の儀
こちらがファインシャット極。
190mm × 53mmで2,000円以上・・・高く感じてしまいます。
シールになっている?みたいです。非常に薄いです。
あえて光が反射する場所においてみましたが、反射しない・・・!これは期待できる。
よく見るとザラザラしてます。この写真だとなんか・・・反射・・・して・・・る???
光源の向きには注意が必要な模様。細かい溝と直角に交わるように光源をセットせよとのこと。
顕微鏡で使ってみた
結論から言うとですね、というか冒頭で結論を申し上げていますが、全然ダメでした。
なぜかというと、ファインシャット極を観察してみると・・・
集合体恐怖症(トライポフォビア)の方にとっては不快かもしれない画像が表示されます!見たくない方はお戻りください!
肉眼ではわからないこのような気泡のようなものが、高倍率の顕微鏡下では普通に見えてしまうんですね・・・この穴が光を吸収しているみたいです。
真っ黒な背景でかっこいい写真を撮る、という野望は砕け散りました。
本来の用途
あまり確認せずにポチってしまったんですが、本来の用途としてはカメラの光の通り道に貼って乱反射を防ぐための製品のようです。
これを貼ることでゴーストが収まったというレビューがありました。
顕微鏡ではなく、普通のカメラで物撮りをするのであれば効果はありそうです。サイズ的には貴金属、宝石類の物撮りには使えそうです。
もっと大きいものを撮りたいときは大きいサイズのファインシャット極をどうぞ。
とりあえず使いみちがなくなってしまったのですが、カメラも多少触るのでそのうち日の目を見ることを期待して保管しておきます・・・。