Likelyレビュー

買ったものを丁寧にレビューしていきます!たぶん。

サウンドバー HT-X8500を1ヶ月使った感想

自宅のテレビをプロジェクターに変えた話を以前書きましたが、同時にサウンドバーも買い替えました。

 

www.likely.jp

 

1ヶ月ほど使用して、いいところ悪いところが見えてきたのでまとめてみます。
以前使用していた「Bose Soundbar 500」と比較しつつ書いています。

 

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ホームエレクターで組んだ適当TVボードに鎮座するHT-X8500。

 

 

HT-X8500を選んだ理由

価格.comのサウンドバー部門で1位だった

サウンドバーの最近のトレンドは・・と、価格.comを見てみたらHT-X8500が1位でした(選定当時)。
売れてるものは良いモノのはず。

 

多彩な音声フォーマットに対応している

Dolby ATMOSやDTS:Xに対応しています。
ディズニープラスではアトモス対応のコンテンツが多数あり、どうせならアトモスで聴きたいですよね。
まあこの製品は2.1chなのでそんなに期待はできないですけども。

 

HDMIポートが2つある

これは結果的に不要だったんですが、選定時はHDMIのIN/OUTポートが必須だと考えていました。
公式の接続例はこちら。

www.sony.jp

 

結論としてはARC/eARCで入力出来るので、別に1ポートだけでも良かったです。でも2つあったほうが安心ですね。将来使うかもしれないし。

 

ソニーへの信頼性

やっぱりブランドイメージがありますからね。テレビやカメラでお世話になっていますし。

 

価格がお手頃

プロジェクターですでに30万ほど使っていたので、あまりコストは掛けられず・・・というのも選定理由です。最新の価格はこちらでご確認ください。

 

余計な機能が無さそう

BoseのSoundbar 500は割と多機能でしたけども、使わない(使いものにならない)機能があってもコスト増や動作が不安定になるだけで意味がないのでシンプルなもので。

 

Bose Soundbar 500についてはこちらに詳しくまとめてます。

www.likely.jp

 

よかったところ

声が聞き取りやすい

Bose Soundbar 500に「ダイアログ」モードというヒトの声を強調してくれるモードがありましたが、同じような機能がついています。
これはもう必須機能ですね。一度経験するとコレなしでは生きられません。

 

ドルビーアトモス対応

Dolby ATMOSの信号が入力されると本体の「ATMOS」のLEDが点灯します。わかりやすくていいですね。
ディズニープラスでアトモスのコンテンツを楽しんでいますが、英語版じゃないとダメみたいですね。音声を日本語にするとLEDが点かなくて、よくよく確認するとコンテンツの紹介画面でもAtmosのロゴが消えていました。

 

低音がすごい

低音のレベルは3段階ありますが、最低に下げてもすぐに床が振動します。デュアルサブウーファーのおかげですね。迫力がある音を楽しめます。

 

IRリピーターが便利

最近のAV機器のリモコンは無線(Bluetooth?)を採用していることが多く、本体に向けることなく操作できることが多いのですが、ウチのTVチューナーは昔ながらの赤外線タイプ。
そのため、受光部を隠してしまうと操作できなくなってしまいます。

HT-X8500にはIRリピーター機能があり、サウンドバーが受信した赤外線を背面にリレーしてくれます。このおかげでTVチューナーをサウンドバーの奥に隠すことができました。

しかも受信性能が上がったので、サウンドバーに向けなくても反射した赤外線で操作できるようになり快適に。

 

ダメな点、期待以下だったところ

低音がすごすぎる

良かった点でもあるのですが。

セリフが普通に聞こえる音量(とくに大音量というわけでもなく)にしても、重低音が使われているシーンでは床が震えてしまいます。アベンジャーズの戦闘シーンとか。

低音のレベルを最低にしてもこの状態なので、もしかしたら近所迷惑になる・・かも。最低でも壁がコンクリート構造のマンションじゃないと使うのは厳しそうです。

 

上からは聴こえてこない

ドルビーアトモスなのできっと包まれるようなサウンドが・・・公式サイトにも上から聴こえるようなビジュアルが掲載されてるし・・・そんなことは無いですね。そりゃそうですよね。普通に前から聴こえます。ただ2.1chの割にはすごい頑張ってる気がします。

ちなみに価格.comの口コミによると、サウンドバー付属のHDMIケーブルではなく1本数万円のHDMIケーブルを使ったら上から聴こえたとか聴こえないとか。デジタル信号なのにそこまで変わるんでしょうか・・・?

 

リモコン操作がわかりにくい

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まずボタンがなんか多いですね。「ボイス」と「DTSダイアログ」とか同じように見えるし。
あと各ボタンを5秒長押しで表示名とは違う設定変更が出来るんですが、これはもう毎回マニュアル見ないと覚えきれません。

ボタン操作後の現在の設定値もLEDランプ5個で表現されますが、これもちょっとわかりにくい。
スピーカーなんだから「低音が-1にセットされました」みたいに声でガイドしてくれてもいいと思うんですけども。

 

ATMOSになる条件がよくわからない

ATMOSになってほしかったコンテンツ

  • Fire TV Stick 4Kのディズニープラスのアトモス対応コンテンツ
  • Apple Musicの空間オーディオ対応の曲(Bluetooth接続)
  • Apple Musicの空間オーディオ対応の曲(Mac miniをHDMIでサウンドバー接続)

1つ目は想定通りATMOSランプが点灯してくれます。

2つ目のBluetoothは対応フォーマットがAACとSBCの2つのみだったのでそもそも無理なようです。

3つ目はHDMI(ARC)で入力しているはずなので再生できそうなんですが、サウンドバー本体のATMOSランプも点かないし、聞いていてもコレジャナイ感。
Apple Music側はDolby Atmosを強制的にONにしてるんですけどねーよくわからない。

 

A/Vシンクが出来るのはHDMI入力のみ

我が家ではプロジェクターがTV代わりなんですが、設定(倍速等の高画質化)によっては映像と音声がずれてしまいます。

映像のほうが遅いので、音声を遅らせようと思ったら出来ず。
TVの音声はARCで入力されているんですが、調整できるのはHDMI入力のみだそうです。

ちなみに我が家の配線図はこんな感じ。

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拡張性がない

Bose Soundbar 500はリアスピーカーやウーファーを追加することができました。
HT-X8500は残念ながら拡張することは出来ないようです。

 

まとめ

コスパがよいサウンドバーだと思います。

  • 「テレビの内蔵スピーカーは音が酷いと感じる」
  • 「音質を上げたいけど詳しいことはわかんない」
  • 「5.1chを構築するような環境なんてない」

という、私と同じような境遇の方にはピッタリの製品かと思います!