2022年8月、JCBのスマートフォン保険が改善されました。
以前の補償内容からすると大幅に良くなっていて、Apple Care+の代わりになるのかどうかを検討してみました。
注意:
本記事の「JCBスマートフォン保険」は、JCB the Classに付帯しているものを指します。JCBプラチナ以下の補償内容とは異なりますのでご注意ください。
それでは「Apple Care+ 盗難紛失プラン」と比較してみます。
キズだらけになってきたザ・クラス。
損害の発生起因
JCBスマホ保険では破損、火災、水濡れ、盗難が対象となります。
Apple Care+ではさらに「バッテリー劣化、故障、紛失」も対象になりますが、一方で「火災」による損害はカバーされないようです。
火災のリスクが高い人にとってはApple Care+はいらないかもですが、火災保険は大体の人が入ってますし優劣には影響しませんね。
残る「紛失」と「故障」がポイントになりますが、紛失はなんとかなるとして重要なのは「故障」。
購入後1年はApple Care(標準)でカバーされますが、自然発生的な故障は3年目以降に多い気がします。
丸2年以上使うならApple Care+に加入したほうがいいかもしれません。
対象になるスマホ
JCBスマホ保険はこのような条件が設定されています。
- 購入から36ヶ月以内
- 対象のスマホの通信料金を、JCB the Class本会員が支払っている(直近3ヶ月以上)
- 通信契約もJCB the Class本会員である
- スマートフォンである(タブレット等は対象外)
どれも大した条件ではないですね。
本会員のクレカで払っているというのがポイントです。家族会員ではダメみたい。
逆に本会員が支払っていれば家族のスマホも対象になるとのこと。本会員名義の契約、支払いだと誰が使っているかなんて識別できないからでしょうか?
子供のスマホを親が代わりに契約している場合もカバーされるのはうれしいです。
対象はスマホだけなので、iPadやApple Watch等はカバーされませんのでご注意ください。
支払限度額、自己負担額
100,000円/年が上限です。
自己負担額は以下の通り。
- 破損、火災、水濡れ:10,000円
- 盗難:15,000円
Apple Care+の場合は
- 画面破損:3,700円
- 過失や事故による損傷、紛失、盗難:12,900円(年2回まで)
JCBスマホ保険だと画面割れでも10,000円は負担しないといけませんね(Apple Care未加入の場合、修理料金は約42,000円)
その他気になる点
JCBスマホ保険のお支払いできない場合に「被保険者の重大な過失」とあります。
具体的になにが重過失になるかわかりませんが、Apple Care+では「過失による損傷」もカバーすると明記されているのでちょっと不安なところ。
結論
こっちがおすすめ!とは断言できず、ケースバイケースだと思いました。
JCBスマホ保険で十分な人
- スマホをなくさない自信がある
- iPhoneは毎年 もしくは 2年毎に買い替えている
- 家や勤務先がよく火災に襲われる
- 大富豪
おとなしくApple Care+に入るべき人
- スマホをよく見失う
- スマホをよく落とす(将来の故障につながる)
- iPhoneは一度買ったら3〜4年は使う
- 故障時にはすぐに交換機を渡してもらわないと困る(エクスプレス交換サービス)
こんな感じでしょうか。
Apple Care+は2年間で25,000円ぐらいするので、クレカ自動付帯の保険でカバーされるならとても嬉しいのですが、やはりどこかが足りないですね。
最初の2年はJCBスマホ保険で、3年目からApple Care+に加入するのが一番よさそうですが、Apple Care+は購入後30日以内にしか加入できないですし。