冬休みにトマムに泊まってきました。
事前準備〜実際の宿泊までを記録しておきます。訪問される方(未来の自分含め)の参考になれば。
旅の目的としては、寒さ・雪という(南関東の民にとっては)非日常を楽しむことです。
とはいえ家族全員スキー・スノボに興味がないのですが。
事前準備
ホテル
当然ですがまずはホテルの予約です。
リゾナーレとタワーの2種類がありますが、リゾナーレがおすすめです。
価格はリゾナーレ > タワーですが設備も雰囲気もリゾナーレがよいですし、なんなら接客もリゾナーレが上な気がします。
星野リゾートの公式サイトでの予約は、連続宿泊日数が長い順にアンロックされていきます。たとえばこんな感じです(数字は適当です)
- 7泊以上 :7ヶ月前
- 5泊以上:6ヶ月前
- 3泊以上:5ヶ月前
繁忙期は価格もピークなので、大人2名子供2名で最大20万円/泊ぐらいします(リゾナーレ)。
「はやく予約したい・・けど7泊は破産する・・・3日でいいんだけどまだ予約できない・・・」という状態になります。
でも安心してください。価格のせいか「3泊以上」がアンロックされた時点でも割と空いていました。ただし、部屋は最低ランクのものしか空いてませんが・・・。
リニューアルされた良いお部屋に泊まりたければ7泊以上しないとダメかもしれませんね。
もしくは旅行会社などで手配すればワンチャンあるのかもしれません。
アクティビティ
スキーやスノーボードを滑りまくる!という明確な目的があれば関係ありませんが、アクティビティとしていろいろな体験が用意されています。
予約不要のものもたくさんありますが、予約が必要なアクティビティもあります。
予約開始日は一律ではなく、一部だけ早かったりするので注意してください(アクティビティは基本的に周辺のレジャー業者が請け負っているためだと思われます)。
2022-2023シーズンは11月初旬に予約開始でした。
鉄道
次は鉄道です。自家用車やレンタカーで向かう方もいらっしゃると思いますが、雪道の運転に慣れている方以外は鉄道が安心です。
ちなみに車で向かう場合、冬季の占冠〜トマムあたりは事故が多いようです。アクティビティやレストランの予約はお気をつけください。
鉄道の利用区間は新千歳空港から直行するなら「新千歳空港 〜 南千歳(乗り換え) 〜 トマム」になります。
南千歳までは1駅なので快速エアポートの自由席で適当に移動すればOKですが、南千歳からトマム間は最低でも指定席、理想はグリーン席の予約がおすすめです。
なぜかというと、年末年始の超繁忙期は自由席車両に入り切らずに指定席の通路まで開放されることが多いそうです。
指定席取っておけば座れますが、通路に人が立ってると落ち着きませんよね・・・。さすがにグリーン車通路開放まではされないらしいので落ち着いて過ごしたい方はグリーン必須です。
グリーンは価格差が結構ありますのでお財布と相談ですね。乗ってる時間は1時間ちょっとなので。
今回は指定席を1ヶ月前に取ったんですが、1週間ぐらい前に見ると指定・グリーンともに完売でした。早めの予約を。
レストラン
さて次はレストランです。
「レストランの予約」と一言でまとめられないのですが、いろいろなパターンがあります。
- 予約可能なレストランは一部
- 予約できるのはディナーだけのレストラン
- 予約できるのはモーニングだけのレストラン
- 予約は30日前からオンラインで
- 予約はチェックイン後に内線で
原則としては「普通のホテルならメインダイニングでもおかしくないレストランは30日前からオンラインでディナーの予約ができる」とだけ覚えておけばいいと思います。
具体的には以下です。
- オットセッテ
- ビュッフェレストラン hal
- しゃぶしゃぶ 天空
- 鉄板焼 グリルドエイジ
で、問題は30日前に見ても空きが無いんですよね。0時に枠が開放されるらしいのですが速攻で見ても空きが無い。
上客向けに枠が確保されているのか、一瞬で売り切れているのかは謎です・・・。
お店によっては30日より先の予約も見れるんですがそこも売り切れ(なんで?)
アクティビティもですが、予約システムが色々ありすぎていまいち信頼しきれないというか・・・委託しまくりなので仕方がないのでしょうが予約だけでも星野リゾートで管理してほしいですね。
今回は結局ビュッフェレストランのhal(ディナー)だけ予約できました。キャンセル拾いで。
なお、予約の争奪戦に敗れた場合でも予約不要なレストランが多数あるのでご飯が食べれないということはありません。ただし待ち時間は覚悟する必要があります。
バス
トマム駅に到着後、タワーとリゾナーレに向かうバスが待っています。
しかし帰りにトマム駅まで運んでもらうにはバスの予約が必要です。
服装(靴)
ガチのスノーブーツ(−30℃対応とか謳ってるやつ)が必要になるほどではありませんので、定番のノースフェイス ヌプシブーティなどでも十分です(ホテルのショップでも販売されていました)。
到着したら
到着したらまた予約の始まりです。優先度の高い順に書いていきます。
きっぷの受取
これはホテルに行く前の話ですが、新千歳空港駅できっぷを受け取りましょう。
トマム駅ではえきねっとで購入したきっぷを受け取ることができません。帰りの分もまとめて発券する必要があります。
4人分で30枚近く出てきて札束みたいになったチケット。ぜんぶ出てくるまでに2〜3分かかったような。
朝食の予約
チェックイン後でないと予約できない朝食をおさえます。
下調べでは「天空」の朝食が評判が良かったのですが・・・
- グリルドエイジ(イートイン)
- 天空(テイクアウト)
この2つを予約することができました。天空はテイクアウトでしたが。
夕食の予約
夕食は基本的に事前予約で埋まっていますが、もし部屋でしゃぶしゃぶを食べたい場合は早めに天空に電話しましょう。
1回食べようと当日18時ごろに電話したらすでに埋まってしまっていました。残念。
バスの予約
トマム駅までの送迎バス(JR接続バス)に乗りたい場合は予約が必要です。
乗車の1時間前まででよいそうですが、忘れるとあれなんで着いたらすぐ予約しちゃっていいと思います。
実際に滞在して
リゾート内循環バス
リゾートは広大なため、徒歩での移動はかなり厳しいです。
探検がてらリゾナーレからビュッフェレストランhalまで歩いたんですが、15分ぐらいかかりました。スノーブーツを履いていることもあり、かなり疲れます・・・。
こんな連絡通路が延々と。
ここは暖房が効いていないので、雪がないだけで実質屋外です。
バスを使う場合、リゾナーレは始発なので行きはほぼ確実に座れます。
リゾナーレへ戻るときのバスはどこから乗っても結構混雑してますね。リゾートセンターからの帰りは満員だったような。
お部屋
リゾナーレで最低ランクであろう、スイートフォースでした。
リニューアルされていなくてさぞボロボロなんだろうな・・・と思いきや意外ときれいでした。とはいえ金額に見合っているわけではないです。期待値は下げて行くことをおすすめします。
120㎡ありますが、部屋が別れているのでそんなに広くは感じなかったのが残念です。
お部屋にあったサウナ。入れるのは大人2人ぐらい。
夕食(ビュッフェレストラン)
ビュッフェレストランは「ニニヌプリ」と「hal」の2つがあります。
事前に予約していたhalに行きましたが、予約制だけあってそれほど混雑もしておらず料理もおいしかったです。
徒歩でhalに向かうときにニニヌプリを通過したんですが、「超」混んでました。あ、ニニヌプリは予約不要で利用できるレストランです。
halのほうが若干高いですが、絶対にhalがおすすめです。
朝食
スケジュールの都合上、食べに行けない日もありましたが利用したのは2つ。
グリルドエイジ(イートイン)
メインの料理を「ビーフシチュー」「鶏肉のなにか」「シーフードカレー」から選び、他はビュッフェという形式でした。
正直ここは微妙でしたね。料理もスタッフも・・・。
メインの3料理。
どれもメニュー写真とだいぶ乖離している気がします。
リゾナーレの30階ぐらいにあるので眺めは素晴らしかったです。
低層階のお部屋がアサインされた場合は天空・グリルドエイジ・プラチナムどれかに1度は行くことをおすすめします。
天空(テイクアウト)
本当はイートインが良かったんですが予約できず、テイクアウトならOKということで利用しました。
行ってただ受け取るだけかと思いきや、
- メインの料理(予約時に選択済み)
- ビュッフェエリアからお弁当容器に詰める
- 飲み物(自分で注ぐ)
というセットなので、代表者一人だけではなく全員で行くことをおすすめします。
ここの料理はよかったです!毎日ここでもよかったなー
ここの選べるメニューは豚丼と鮭いくら丼と・・・あと1つか2つあったような気も。
左の容器はビュッフェエリアで自分で取ってきます。ローストビーフとホタテのフライがおいしかった。
昼食
昼食は予約できる場所は(たぶん)無いので、自分の予定と待ち時間と予算を相談しつつ食べに行く感じですね。
昼過ぎにリゾートセンターに戻ってきたので、センター内のフードコートを覗いてみましたがまあ混んでましたね。例えるならららぽーとの昼時のフードコートぐらい。
どうせ部屋に戻るので途中のホタルストリートまで戻ってご飯を食べました。
ホタルストリートにはいろいろなお店がありますが、14時過ぎでも混んでいるお店がありますね。値段が安い店ほど混んでいるような感じ。
疲れていたので席が空いているのが見えた「カマロ ステーキダイナー」を選択。ホタルストリート内で最高の客単価であろうお店です。
家族4人でランチ12,000円でした。でもおいしかったです。サービスも良かったです。
ハンバーグやハンバーガーなど子供に向いているメニューもあるので安心です。
使っていなかった朝食券も消化(1,100円/枚の金券として利用可)しました。
ルームサービス
「天空」が提供しているルームサービスです。たぶんリゾナーレ宿泊者しか利用できない?と思います。
オムライスが1,000円、ざるそばが1,400円、サーモン握りは2貫で700円などなど。
なんか価格設定がよくわからない感がありますが、なかなかおいしかったです。
- レストラン予約できなかったとき
- レストラン行くのが面倒なとき
- 間食であんまりお腹が空いてないとき
- 急病時
などに助かります。
アイスヴィレッジ
halのレストラン入り口横に受付があり、そこで手続きしてから入ります。
チェックインのときにチケットをもらえるので、宿泊者は無料で利用できます。
しかしこんなチケットがいるなんて完全に忘れており・・・受付で事情を話すと無料で入れてくれました。一旦は部屋付で請求が立ってしまうそうですが、後で消してくれるとかなんとか。
アイスヴィレッジ内はちょっと人が多かったですねーそして寒い。
滑り台やジップラインがありましたが子どもたちは「やらなーい」と。
マシュマロ焼いて食べました。あと19時半から1分間だけ花火が打ち上がります。
久々に花火見れてよかったです。
ショップ
ザ・タワーにもリゾナーレにもホテルショップがあります。
グローブなどの防寒具、トマムオリジナルグッズ、お土産のほか、カップ麺やドリンク、アルコール、お菓子なども販売されています。
タワーのほうにも行ってみましたが品数はタワーのほうが多めですね。
お土産の種類もまあまああるので、ここで買って荷物と一緒に発送してしまうのがラクだと思います。
鉄道・バス
南千歳⇔トマムを結ぶ特急おおぞら・とかちは、乗車した指定席車両は満席に見えました。行きも帰りも。
やはり早めの指定席確保は必須ですね。
ホテルからトマムへのJR接続バスは、11時のチェックアウトから一番近い時間帯に乗りましたが、座席が半分うまるくらいでした。バスはそのへんの路線バスと同じサイズです。
日や時間帯によってかなり変わりそうですので、こちらも早めの予約が吉ですね。
精算
チェックアウトは11時ですが、やっぱりその時間は混むらしいです。
チェックアウト前日の20時以降に事前精算が可能と説明がありました。
事前精算すると部屋の鍵に追加するキーホルダー(手前)を渡してくれます。
これが付いていればフロント周辺のスタッフに鍵を返すだけで手続き完了です。
まとめ
トマムは2回目の訪問でしたが、やっぱり最高ですね。
旅行ってだいたい計画してるときが一番楽しいんですが、今回は滞在時のほうが楽しかったです。
やっぱり「体験」って大事だし、いいものだなーと実感しました。