今回はレビューではなく、あるブログを閉鎖させたときの記録となります。
意外とやることが多かったので備忘録として。
自身のサイトを消すときを想定していますが、最近は「故人のブログなどをどうするか?」というのも問題になりつつあるようですね。
本人の意思はともかく清算(閉鎖)したいという遺族もいらっしゃると思います。そういうケースでも参考になれば。
- 前提
- ブログサービスで非公開化
- 写真・動画の削除
- Twitter等、SNSの停止
- Googleの検索結果から消す
- アフィリエイトサービスの登録解除
- ドメインの廃止
- アクセス解析等のサービスから削除する
- 最後に
前提
独自ドメインで運用されているブログを想定しています。
各種サービスのアカウント、パスワードもわかる(本人以外によるログイン可否は各運営会社にご確認ください)。
ブログサービスで非公開化
大抵のブログサービスでは「非公開にする」ことが可能だと思います。
ブログの管理画面で設定を変えればOK。これでとりあえずブログ自体は非公開に。
この時点では「削除」はまだしないほうがよいと思います。以下の対応を進めていく上で、手がかりが失われてしまうかもしれません。
写真・動画の削除
ブログサービス自体は基本的に「テキスト」の投稿しか出来ません。写真や動画の埋め込みは別サービスと連携することで実現していることが多いと思います。
ブログを閉鎖するだけでは、写真や動画はまだ生きている(直接URLを叩けば見える)可能性が高いので、こちらも対処する必要があります。
例えばはてなブログの場合は下記サービスの画像・動画を貼り付けることが出来ます。
- Googleフォト
- はてなフォトライフ
- Flickr
- pixiv
- Youtube
- ニコニコ動画
ブログを見返して、どのサービスを使っているかどうかを調べて、アップロードした写真、動画を削除していきます。
Twitter等、SNSの停止
ブログをやっていればおそらくTwitterもやっているでしょう。痕跡を消すということであれば、アカウントを削除します。
削除する前に、削除予定のSNSアカウントでログインしているサービスがあるかどうかを確認しましょう。記憶になくても無意識に使ってしまっているかもしれません。
Twitterの「設定」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」→「連携しているアプリ」で確認できます。
https://twitter.com/settings/connected_apps
Googleの検索結果から消す
WEBサイトはGoogle等の検索エンジンに登録されています。
ブログ自体は非公開にしているのでいずれ消えるはずですが、早く消したい場合は「Search Console」で削除リクエストを投げることで速やかに検索結果に表示させないように出来ます。
手順がちょっと長くなるので、こちらのサイト様を参考に。
Yahoo! JapanはGoogleのエンジンを使っているので、Googleで消せばヤフーからも消えるはずです。
Bingは・・・ユーザが少なそうですが気になるならこちらも対応してみてください。
アフィリエイトサービスの登録解除
a8.netやValuecommerce、Amazonアソシエイト、Googleアドセンスに登録している場合はサイト情報を削除しておきましょう。
ドメインの廃止
独自ドメインを使っている場合、自動更新オプションがONになっている場合があります。もう使わないのであればOFFにしましょう。
長年使っているドメインであれば、売れるかもしれません。売買サービスも提供されていますので、良ドメイン名なら検討してもよいかもしれません。
なお、ドメインの自動更新停止ではなく「廃止」をすることも出来ますが返金されるわけでもなく、手続きが面倒なので特に理由がなければ有効期限切れを待てば良いと思います。
アクセス解析等のサービスから削除する
これは必須ではないかもしれませんが、一応。
Google AnalyticsやSearch Console、Bing Webmaster Toolなどのサービスから廃止するサイトのプロパティを削除します。
最後に
ここまでのステップが全て完了していれば、ブログサービス自体の削除・退会しても問題ないはずです。
ブログサービスではなく自分でWEBサーバーを構築、Wordpress等で運用していた場合はサーバーの停止作業が必要になりますね。
本人以外にはわかりにくい部分なので、請求が来たときに問い合わせて解約する形になってしまうかもしれません。