子供が大きくなってきて、一人で遊びに行くことが増えてきました。
犯罪が少ない日本とはいえ、我が子が事件に巻き込まれてしまえば確率なんて関係ないですし、せめて現在地は把握しておきたいです。
追跡用デバイスとしてはすでに「みてねみまもりGPS」と「iPhone」を使用していますが、追加で「AirTag」を買ってみたのでそのレビューとなります。
注意
Apple社としてはAirTagをヒトに使うことを推奨していないようです。
子供に使う場合はApple Watchがより良い選択肢とのこと。
現在使用しているデバイス
通学
主に登下校中の位置情報を確認するために、「みてねみまもりGPS」という製品を使っています。
学校はスマホの持ち込みができないので、純粋にトラッキングが出来るだけの製品です。
登下校だけでなく、学校の行事で遠出したときは帰ってくる時間が把握できて、お迎えに行くタイミングがわかったりと便利。
使用感はこちらの記事をどうぞ。
なお、みてねみまもりGPSの前はALSOKの「まもるっく」を使っていました。
リモートワークが増えたので解約したのですが、ガードマンの駆け付け依頼が出来るので勤務先が自宅から遠い場合はこちらも選択肢に入れてもよいかもしれません。
放課後や休日
学校以外ではiPhoneをもたせているので、「探す」アプリで現在地を特定しています。
子供は扱いが荒いので安めのiPhone SE2をもたせています。
AirTagを追加した理由
通学時もプライベートでもトラッキングしているのでこれで完璧かと思われたんですが、放課後遊びに行ったときに
- iPhoneの電池切れ
- たまたま帰りが遅くなった
ということが重なってしまい、親が探し回るという事件が発生。あと30分帰ってこなかったら警察かな・・・と思っていたら帰ってきたのでよかったんですが。
帰ってくるまでは最悪の事態を色々考えてしまうし、探そうにも場所の検討がつかないし、もうみまもりGPSなしでは生きられないなーと再認識。
といってもすでにGPSトラッカーとiPhoneは持ってるので、思い浮かんだAirTagを買ってみました。
AirTag到着
2個欲しかったんですが1個じゃ割高なので4個セットを買いました。
見た目はオセロの白というか、囲碁の碁石というか。
すべすべしていてずっと触っていたい感じ。
ケース
本体を見て「あ、これは失くすな」と確信し、ケースを買うことにしました。
失くなる前提のモノだから良いのでは・・・ということではなく、裸のままカバンに入れておいたらすぐにカバンと離れ離れになりそうという意味で。
買ったのはベルキンのケースです。評価がなかなかで、ケースが外れにくくAirTagが脱落しづらいというレビューを読んで決めました。
ケースは2つに別れていて、重ね合わせて回転することでロックされます。AirTagの脱落はなさそうな設計です。
装着してみました。
装着後は縦は5センチ弱、横は4センチぐらい。
ストラップをケースに結んだ状態で、紐部分は約10センチです。
なんかお守りっぽいですね。現代のお守り。
カバンなどに付けることを想定してストラップバージョンを選びましたが、カギなどはこちらのキーリングバージョンが良いと思います。
AirTagを実際に持ち出してみた
家族が近所のショッピングモールに出かけるということで、持ってもらいました。
家族もiPhoneを持っているのでAirTagから見れば中継してくれるデバイスが常に近くにある状態。理想的な状態のハズです。
ですが、位置情報の更新は自宅から出て約20分後(目的地に到着後)でした。
AirTag自身は広域無線接続できないデバイスなので、位置情報がわかるだけでもスゴイのですが・・・思ったより更新頻度が低いですね。
「ヒト」ではなく「モノ」の追跡用と考えれば十分なのかもしれませんが・・・。
なお、20分後に更新されてからは数分おきに位置が更新されていました。AirTagは加速度センサーが内蔵されているので、歩行中はより多くの位置情報を発信する仕様なのかも?
Apple Watchとどちらがよいか?
冒頭に書いた注意点で「ヒトの追跡にはApple Watchがより良い選択肢」と書きました。Apple Watchも考えましたが
- コスト
- バッテリー持続時間
この2点がネックで見送りました。
Apple Watchだと初期費用だけでなく、月額料金も追加になります。そして何よりバッテリー持ちですね。AirTagは1年ほど持つらしく、Watchの1〜2日とは比較になりません。
お金に余裕があり、毎日充電することを忘れない(もしくは誰かにやってもらえる)ご家庭ならWatchがよいかと思います。
予想外だった点
”持ち物”は自分からしか見えない
我が家では「ファミリー共有」を使っているので、「探す」アプリを使えば全員のiOSデバイスやMacの位置情報がわかります。
AirTagの位置も、位置情報を共有した相手に表示されると思っていたら・・・されませんでした。
あくまで「自分の持ち物」ということで、共有はされないようです。
子供のiPhoneとAirTagをペアリングして、親のiPhoneで位置だけ見る・・・ということはできないですね。すべてのAirTagを親のiPhoneとペアリングして持たせるしかないです。
この場合でも親同士でAirTagの位置共有ができないので、同じアカウントでログインしたiPadを見てもらうしかなさそうです。
持ち主から一定時間(期間)離れたままだと音が鳴る
買ってから知ったのですが、悪用防止のためにAirTagが手元から離れて一定時間(8時間〜3日間?)経過すると音が鳴るようです。
8時間だとすると、通学時に持たせると学校や塾で音が鳴ってしまうかも。
ストーカー防止のためにもこれは仕方ないですね。
ちなみに「探す」アプリで音を鳴らすことができますが、そんなに大きな音ではないです。騒音がそこそこある場所だと気づかないレベル。
まとめ
期待を下回る点もありますが、買い切りでこの性能と考えるとコスパは素晴らしいと思います。我が家での利用目的は「トラッキングのバックアッププラン」なので、よい買い物でした。
あと2個のAirTagはどこにつけようかな・・・